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今さら聞けないトラック基礎知識~車両重量と最大積載量の関係~

  • 物流基礎

2017.11.21

誰もが知っているトラックですが、その構成や、形状、法規制など、細かい話になってくると、実は意外と知らないことが多くあるものです。

 

今回は、トラックへの貨物の積載重量など、トラック輸送サービスの利用サイドである荷主企業のご担当者さまでも知っておくべきトラック基礎知識をまとめました。

 

 

トラックとは

貨物を運搬する自動車を一般的にトラックと呼びます。トラックの構造は、シャシ(※)、キャブ、ボディに大別されます。

 

※シャシは、フランス語でフレーム。エンジンやサスペンションなど、車の基本構成部分を指し、車台ともいいます。キャブは運転席、ボディは車体のことを指します。

 

 

トラックの形状、装備

トラックは、荷台の形や装備に寄って、適した用途があります。

 

平ボディ(平車)

荷台がフラット。荷おろしがしやすく、クレーン等でも荷おろしができる。

ただし、荷物を保護する壁・屋根がないため、シート掛けなどによって、荷物の保護が必要。

 

バンボディ(箱車)

箱型の架装で、雨・風から荷物を護る。

手積み手降ろし時の使用が多く、リフトでの積み降ろしはできない。

 

ウィングボディ

バンボディのサイドが羽のように開くタイプで、両サイドからリフトでの積み降ろしができる。

ただし、ボディの開閉動作に使用される油圧装置や、電動モーターが搭載されているため、バンボディよりも車両重量は重たい。

 

クレーン(ユニック)

重い荷物を吊り上げて荷台に積み降ろしできるので、建設現場等でも活躍する。

なお、「ユニック」は正式な名称ではなく、商品名です。

 

テールゲートリフタ(パワーゲート)

荷物を載せて荷台の高さまで持ち上げたり、地面に降ろすことができる。

なお、「パワーゲート」も、正式な名称ではなく、商品名です。

 

 

トラックの「最大積載量」

トラックは、安全に走行するため、また公共の道路に損傷を与えないため、積載できる貨物の重量に制限があります。

 

どれだけ貨物を積載できるかは、トラックの構造・形状・大きさ等によってそれぞれ異なりますが、最大積載量は、下記の算式によって算出します。

 

 

最大積載量=車両総重量ー(車両重量+乗車員等の重量)

 

 

●例(10t車の場合)

最大積載量(10t車の場合)

 

 

トラックの装備と最大積載量の関係

トラックのサイズは、一般的に、4t車・10t車などと呼ばれます。

その名前から、4t車には貨物が4t積載できるトラックかと思ってしまいますが、実はそうではありません。

 

標準の積載量が4t程度のトラックサイズのものを「4t車」と呼んでいるため、例えば、これにクレーンやパワーゲートなどの装備がついていれば、その分の重量を引いた値が、実際に積載できる重量となります。

 

平ボディ車は、ウィング車や箱車と比べて車両重量が軽いため、その分多く荷物を積むことが可能です。

 

 

過積載

前述の最大積載量を超えて貨物を積んで走行することを、過積載といいます。

 

車両の制限以上の貨物を積載している状態は、ブレーキのききが悪くなり重大事故を惹き起こす可能性が高いだけでなく、公共の道路にも損傷を与えることから、道路交通法で規制されています。

過積載違反をした場合、罰則の対象は、車両の運転者だけでなく、運送事業者、荷主にまで及ぶこともあります。

 

 

まとめ

以上、トラックの基礎知識についてご紹介しました。

 

荷主企業の物流ご担当者の方にとっても、車両の積載重量などの基礎知識は最低限もっておくことが望ましいでしょう。

 

 

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