物流用語として使用される「ロボティクス」について、解説しています。
(英語:Robotics)
ロボティクスとは
ロボティクスとは、ロボットの設計、製造などに関する研究(ロボット工学)およびビジネスの現場におけるロボットの運用に関する研究のことを指します。
人手不足が問題となっている物流現場などにおいて、省人化・無人化に向けたソリューションとしてロボットを導入する事を「ロボティクス化」といいます。
ロボティクス化の目的
ロボティクス化の目的(期待する効果)には、次のような事項が挙げられます。
- 人手が必要な現場において必要な人員数を削減すること
- 職場環境の改善による雇用競争力の強化、ダイバーシティの推進(重量物作業などの肉体的負担が大きい作業から開放されることで、人が働きやすい現場にする、誰でもできるようにする)
ロボティクスに関する日本政府の方針
経済産業省が2015年1月23日に公表した「ロボット新戦略」によると、政府はロボットの利活用推進によって日本全体の付加価値の向上や生産性の抜本的強化を目指しており、非製造業におけるロボットの市場規模を2015年比 20 倍(600 億円→1.2 兆円)とし、労働生産性の伸びを2%以上とする目標を掲げています。